去る5月16日、JIA四国支部大会2015TOKUSHIMA
ゲストに伊東豊雄さんと古谷誠章さんをお迎えして
大盛況のうちに終了しました。
だいたいこんな大会って、一般的にはホテルなんかで開催されて
コンテンツとか運営は主催者がやるものの
現場での段取りや動き、パーティーの食事の用意なんかは施設のスタッフさんが
やってくれて楽でスムースってのが普通なんですが(それでも運営側は大変だ)
徳島大会は、無謀にもアクア・チッタという川沿いの倉庫でやることになってしまいました。
なぜかって?それは、今回の大会テーマ「あの日からの建築」という言葉からはこの場所しか
思い浮かばなかったから。
あの日というのはもちろん3.11。
築きあげた文明が音をたてて崩れ去り、
見失ってしまったスタート地点を探さなければならない私たち。
マイナス地点からみんなで力を合わせて「これからの建築」考えていくということ。
これらを表現するにはここしかなかったのです。
メンバーの少ないJIA徳島地域会だけでは当然やりあげられるはずもなく
それ以外の建築に熱い思いをもつ若手がたくさん協力してくれて
建築に関わる企業の方々の応援もいただき開催にこぎつけられたこと、
それこそが大会に参加して下さった人達に僕たちが最も誇れることでした。
めちゃくちゃしんどかったからもうやりたくないけど、またやりたいなと思える
とても楽しいイベントになりました。自分も含めみんな本当にがんばりました。
全ての人に感謝します。
支部大会実行委員長 伊月善彦