2020年10月25日(日)10:00〜16:30
「第9回こどもけんちく学校」を開催いたしました。参加者は、小学生〜中学生の21名でした。
【目的・背景・内容】
身近な住まいが快適ですみ良いことは当然ですが、全体が集まって美しい景観(景色)を作り出すことの重要性を楽しく学んでいきます。八幡浜は、商業の町として発展してきた歴史があり、まちの至る所にその名残を見つけることができます。例えば、ばったり床几や、蔀戸など。内部の空間と外部の空間を緩やかに繋げたり、居場所を作ってくれたりしています。今回は、八幡浜の北浜公園に、自由な発想で「行きたくなる仕掛け」を考えて絵や図面を描きます。
【目標】
・「行きたくなる仕掛け」というテーマに沿ったデザインを考える
・設置場所にある要素や景観に配慮したデザインを考える
・自分の書いたスケッチをもとに、図面を制作する。
・自分のデザインした絵や図面を他の人に説明する。
・他のお友達のデザインがどのようにして生まれたか考える。
【スケジュール】
10:05 本日の流れを説明
10:10 「行きたくなる仕掛け」についてのお話
10:40 休憩
10:50 ドーム制作、敷地周辺探検
ビニールハウス制作、内部温度の計測、
ビオトープ制作
12:00 昼食
13:00 現在の公園について調べる
13:30 行きたくなる仕掛けのイメージを描く
14:30 イメージを図面化
15:30 自分の考えた仕掛けを説明
お互いの案のよいところを発表
16:00 講評
16:10 未来の建築家賞授与
まずはじめに「行きたくなる仕掛け」についてのお話がありました。八幡浜市の都市計画図をみんなで読み取ってみたり、外国のまちづくりを学んだり、公園への仕掛けの事例を教えていただいたり、SDGsのクイズに答えたり。たくさんの学びがありました。
その後、北浜公園に移動して、4つの班に分かれて、色々なドームやビニールハウスを組み立てて、温度変化などを温度計を使って調べました。メダカが過ごしやすい場所はどこかを考えて、ビオトープ作りにもチャレンジしました。
昼食時間や休憩時間には、北浜公園全体を使って遊び、
実際の「行きたくなる仕掛け」の提案には、その遊んだ経験を活かすことができました。
最後に、それぞれの案を発表していただきました。
車椅子の方のことを配慮した提案や、災害が起きた後公園が病院になる提案など、様々な提案が飛び出してきました。
今後は、その提案をまとめて、八幡浜市へ子どもたちの提案書として提出したいと思います。
その提案の中から、少しでも実現できることがありますように。