2018年の豪雨災害で大きな被害を受けた宇和島市吉田町にて、まちづくりのワークショップを行いました。吉田公民館主催・JIA（愛媛地域会）共催で、２月２２日にまち巡りツアー（午前）とまちづくりワークショップ（午後、講演会＋自由討論）を行いました。

講演者及び進行役には、長年に亘って八女のまちづくりを牽引されてきた北島力さん（2017年建築学会文化賞受賞）と、神戸まちづくりや全国で市民主体の災害復興に携わってきた野崎隆一さんに来ていただきました。

吉田は1658年頃から湾と河口を２つの出島状に埋立て、そこに造られた計画都市ですが、当時の規模と地割がほとんどそのまま残されています。当時の陣屋町の骨格がほぼ完全な形で残され、現役の町として存在するのは、全国的にも珍しい例です。

一時期は歴史的な町並みで有名となりましたが、豊かさゆえんに街の近代化に突き進んでしまい、今では内子とは対照的に寂れてしまいました。その上に一昨年の豪雨災害に襲われ、多くの住民は挫折感と無力感に覆われている状況です。

しかしそんな中でも吉田を思い、吉田の歴史の大切さを叫ぶ人が少なからずいます。彼らの「熱」を汲み上げて、今後の町の復活と復興の展望を開く一助とするため、公民館と協力して立ち上げたまちづくり活動です。

まだまだ灯も灯っていない初期的な段階ではありますが、今後も活動を続けて行きたいと考えております。多くの方からさまざまなご支援をお願い申し上げます。

DCIM103GOPRO

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